去りました
2021/11/09 facebook-pageより
「毎日新聞のここが好き」を挙げたらキリがないほど大好きな会社を退社しました。県議補選への立候補にあたって新聞記者を辞めましたが、社員としての籍は残したままでした。しかし、皆様のお陰で無事に当選させていただき、県議の任期が11月2日付でスタートしたので、遡って10月31日付での退社といたしました。
15年半お世話になりました。「毎日ジャーナリズム」という言葉が誇りでした。
もうその一員ではないという実感が今ひとつわかないまま、昨日は社内にいた元上司・同僚らにご挨拶しました。本来はお世話になったお一人お一人に会いたかったのですが、辞めた人間がいつまでもうろつくのも気が引けまして…。
最後は、入社式の時に同期60人と撮った正面玄関にて、1人で撮影。同郷でもある同期のI記者に撮ってもらいました。
小さな声、声なき声にも耳を傾け、寄り添い、埋もれている社会の問題を掘り起こし、権力を監視し、ペンの力で世の中を良くしたいと奔走する人たちが大勢いるこの会社、この業界で、多くの尊敬する方々に囲まれ、たくさんのことを学ばせていただきました。
本当に、ありがとうございました!!
さて、最後に「立候補のための休職(制度)」について…。今回、会社に籍を残したまま立候補したことで、「覚悟が足りない」というご指摘もいただきました。私自身も退路を断って挑むべきかどうか悩みました。でも、おそらく多くの勤め人(特に国家資格などがない場合)にとって、無職になることが立候補の大きな障壁になっていると思い、考え方を変えました。立候補のための休職が多くの企業等で認められれば、若い世代や子育て世代、そして「普通の」生活者の視点を持つ人が、もっと政治に参画しやすくなるでしょう。そのことを訴えたくて、このたび私は休職という方法を取らせてもらいました。ぜひ、皆様方の職場でも検討していただければ幸いです。